このページではポスティングシステムを利用して成立した選手のみ掲載しています。全部で21名です。
読売ジャイアンツ
山口 俊(2020年からトロントブルージェイズ)投手 *MLB(マイナー契約)現役選手
詳細は国内FA時の記事を参照
ジャイアンツ最終年 | → | MLB初年 (60試合) | |
登板数 | 26 | → | 17 |
勝利 | 15 | → | 2 |
敗戦 | 4 | → | 4 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 1 |
奪三振 | 188 | → | 26 |
防御率 | 2.91 | → | 8.06 |
ジャイアンツ3年目、15勝で最多勝を獲得した2019年オフにポスティングシステムを利用しブルージェイズ移籍。ジャイアンツから初めてのポスティングシステムを利用者。初年度中継ぎ・抑えとして期待されるも17登板で2勝4敗、防御率は8点台と不振。2021年になり自由契約となり、サンフランシスコジャイアンツとマイナー契約し再スタートとなる。
阪神タイガース
井川 慶(2007年からニューヨークヤンキース)投手 *落札額2600万194ドル *引退表明をしていない
タイガース最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 29 | → | 14 |
勝利 | 14 | → | 2 |
敗戦 | 9 | → | 3 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 194 | → | 53 |
防御率 | 2.97 | → | 6.25 |
高校から1997年ドラフト2位で阪神入団。初年度は登板なく、2年目に1軍初登板。4年目の2001年から先発投手として活躍。2002年から2006年は5年連続2桁勝利を上げ2003年には20勝、防御率2.80で最多勝、最優秀防御率、沢村賞に輝いている。2006年オフにポスティングシステムを利用しニューヨークヤンキースに移籍。移籍初年度期待される中、不安定な投球が続き、わずか14試合の登板で2勝に終わり、翌年も2試合の登板で1勝に終わるなど、失敗だったといわれるほどの散々の結果になってしまった。2009年から2011年はマイナーリーグで投げ2012年にオリックスで国内復帰。先発投手として投げるも往年の力はなく3年で戦力外通告。その後は独立リーグで1年投げたのち球団に所属していないが、現役引退は表明していない。
広島東洋カープ
アレファンドロ・ケサダ(1999年からシンシナティレッズ)野手*落札額40万1ドル
| 広島最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 34 | → | – |
打率 | .311 | → | – |
本塁打 | 3 | → | – |
打点 | 9 | → | – |
盗塁 | 0 | → | – |
1998年ドミニカのカープアカデミーから広島入団。シーズン後半から活躍しはじめ34試合で打率.311の成績を残す。オフにメジャー移籍を希望し初のポスティングシステム利用者となった。シンシナティレッズが落札したもののその後はメジャー昇格できなかった
ラモン・ラミーレス(2003年からニューヨークヤンキース)投手*落札額30万50ドル
カープ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 2 | → | – |
勝利 | 0 | → | – |
敗戦 | 0 | → | – |
セーブ | 0 | → | – |
ホールド | – | → | – |
奪三振 | 3 | → | – |
防御率 | 3.00 | → | – |
2002年にドミニカカープアカデミーから広島入団。2試合投げるも契約でもめポスティングシステムを利用しニューヨークヤンキースに移籍した。移籍初年度はメジャー登板無しも2006年にメジャー登板しロッキーズやレッドソックス、ジャイアンツなどのMLB球団で中継ぎ・抑え投手として活躍した。その後は中日ドラゴンズのコーチなどを歴任している。
前田 健太(2016年からロサンゼルスドジャース)投手 *落札額2000万ドル *MLB現役選手
カープ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 29 | → | 32 |
勝利 | 15 | → | 16 |
敗戦 | 8 | → | 11 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 175 | → | 179 |
防御率 | 2.09 | → | 3.48 |
2006年高校生ドラフト会議で広島カープから1位指名。初年度はチーム方針で2軍で投げ、2年目の2008年からは先発として登板。4年目の2010年に15勝、防御率2.21で最多勝・最優秀防御率・沢村賞を獲得。最優秀防御率は2012年・2013年にも獲得。そして2015年に再度15勝で最多勝・沢村賞を獲得しオフにポスティングシステムを利用しドジャースに移籍した。初年度は32試合に先発し16勝11敗と結果を残す。2年目からは先発だけでなく、中継ぎ・抑えとしても投げる場面がありながら13、8、10勝を記録。2020年開幕前にツインズにトレード移籍。60試合の短縮シーズンの中で11試合で6勝を上げ、2021年のシーズンに挑む。
中日ドラゴンズ
大塚 晶文(2004年からサンディエゴパドレス)投手 *落札額30万ドル
ドラゴンズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 51 | → | 73 |
勝利 | 1 | → | 7 |
敗戦 | 3 | → | 2 |
セーブ | 17 | → | 2 |
ホールド | – | → | 34 |
奪三振 | 56 | → | 87 |
防御率 | 2.09 | → | 1.75 |
社会人から1996年ドラフト2位で近鉄バファローズ入団。初年度からセットアッパーとして52試合を投げ活躍。2年目には35セーブを挙げ最優秀救援投手に輝いている。その後も抑え投手として安定した成績を挙げていた2002年オフにポスティングシステムでの移籍を目指すも入札がなく、2003年開幕前に金銭トレードで中日に移籍。中日で51試合を投げ中継ぎ・抑え投手として成績を残し、再度ポスティングシステムを利用したところ、パドレスが入札し移籍となった。初年度からセットアッパーとして73試合を投げる活躍を見せリーグ最多の34ホールドを記録した。2年目にはチームのリーグ優勝に貢献しオフにトレードでレンジャースに移籍。2006シーズン開幕前に第1回WBCで抑え投手として日本優勝に貢献し胴上げ投手となった。シーズンでも抑え投手として34セーブを達成。翌年セットアッパーとして34試合投げていたが7月に肘を痛めそのまま退団となった。2008年から2013年まで肘の手術を繰り返しながら現役復帰を目指し、2013年独立リーグの信濃に入団し2014年に1試合だけ登板し現役を引退した。
東京ヤクルトスワローズ
石井 一久(2002年からロサンゼルスドジャース)投手*落札額1126万4055ドル
スワローズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 27 | → | 28 |
勝利 | 12 | → | 14 |
敗戦 | 6 | → | 10 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | – | → | 0 |
奪三振 | 173 | → | 143 |
防御率 | 3.39 | → | 4.27 |
詳細は国内FAでの本人の項目を参照。
2001年オフにポスティングシステムでドジャース移籍となる。2001年9月に起きたアメリカ同時多発テロにて一時期断念した後での移籍となった。移籍初年から先発として14勝。シーズン終盤に頭部に打球を受けるアクシデントがある中での活躍であった。2年目・3年目もそれぞれ先発で9勝、13勝を記録。2005年はトレードでニューヨークメッツに移籍したが、怪我等の悪化もあり3勝どまり、翌年から日本球界に復帰した。
岩村 明憲(2007年からタンパベイデビルレイズ)野手 *落札額は450万ドル
| スワローズ最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 145 | → | 123 |
打率 | .311 | → | .285 |
本塁打 | 32 | → | 7 |
打点 | 77 | → | 34 |
盗塁 | 8 | → | 12 |
高校から1996年ドラフト2位でヤクルトスワローズ入団。2年目に1軍初出場し、3年目から1軍定着。4年目からレギュラーとして活躍し始める。2004年からは3年連続3割30本塁打を記録。2006年オフにポスティングシステムを利用しデビルレイズに移籍した。レイズでは初年度から123試合に出場し打率.285を残すも本塁打は激減した。翌年も152試合に出場するも3年目怪我による離脱もあり成績低下し、2009年オフにトレードでパイレーツへ移籍。しかし2010年オフに解雇され楽天で日本球界復帰となった。2013年からは古巣ヤクルトに戻るも2年で戦力外通告を受け2014年からは独立リーグへ。2017年に4月に現役引退を表明している。現在は独立リーグ福島で監督をしている。
青木 宣親(2012年からミルウォーキーブルワーズ)野手 *落札額250万ドル *NPB現役選手
| スワローズ最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 144 | → | 151 |
打率 | .292 | → | .288 |
本塁打 | 4 | → | 10 |
打点 | 44 | → | 50 |
盗塁 | 8 | → | 30 |
大学から2003年ドラフトで4位でヤクルト入団。1年目こそ1軍10試合の出場であったが、2年目からはレギュラーとして活躍し2011年までの2005年、2007年、2010年の3回首位打者を獲得。6年連続続いた3割を切ってしまった2011年オフにポスティングシステムを利用しブルワーズに移籍した。移籍初年度の5月からレギュラーとして活躍し151試合に出場し打率.288、10本塁打を記録。2年目も同様の成績であった。2014年から4年のメジャー生活で6チームに在籍。2018年もメジャー希望であったが、移籍市場が進まないこともありヤクルト復帰を決断。復帰後もチームの主力として活躍しており、2020年も打率.317の記録を残している。
横浜(DeNA)ベイスターズ
筒香 嘉智(2020年からタンパベイレイズ)野手 *MLB現役選手
| ベイスターズ最終年 | → | MLB初年 (60試合) |
出場試合数 | 131 | → | 51 |
打率 | .272 | → | .197 |
本塁打 | 29 | → | 8 |
打点 | 79 | → | 24 |
盗塁 | 0 | → | 0 |
高校から2009年ドラフト1位でベイスターズ入団。1年目に3試合に出場し初本塁打を記録。3年目に108試合に出場し10本塁打を放つも翌年は不振で23試合のみの出場と波があった。2014年からレギュラーとして活躍をはじめ、2016年には打率.322、44本塁打、110打点で本塁打・打点の2冠王。その後も28本塁打以上を3年続け2019年オフポスティングシステムを利用しレイズに移籍した。移籍初年はコロナ禍で60試合の短縮シーズンの中51試合に出場するも、打率は1割台と低迷。今年度レイズで巻き返しなるか。
福岡ソフトバンクホークス
ホークスからはまだポスティングシステムを利用してMLB挑戦した選手はいません。千賀投手はどうなるでしょうか・・・
埼玉西武ライオンズ
森 慎二(2006年からタンパベイデビルレイズ)投手 *落札額75万ドル
ライオンズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 48 | → | – |
勝利 | 2 | → | – |
敗戦 | 2 | → | – |
セーブ | 5 | → | – |
ホールド | 17 | → | – |
奪三振 | 60 | → | – |
防御率 | 4.22 | → | – |
社会人から1996年ドラフト2位で西武ライオンズ入団。最初先発として期待されるも、中継ぎに転向し1年目から38試合に投げ6勝2敗9セーブの成績を残した。その後も、中継ぎ・抑え投手として2002年、2003年には最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。2005年オフにポスティングシステムを利用しデビルレイズに移籍。移籍初年開幕前オープン戦の初登板時に右肩脱臼の大けがを負い、マイナーでも登板がないまま契約解除。翌年再度マイナー契約となるも投げられず契約解除となった。その後2013年・2014年に登板。2015年に西武のコーチとして古巣復帰。しかし2年目1軍投手コーチとして迎えた6月体調不良により休養が発表された翌日、敗血症にて42歳の若さで逝去した。
松坂大輔(2007年からボストンレッドソックス)投手 *落札額5111万1111ドル11セント *NPB現役選手
ライオンズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 25 | → | 32 |
勝利 | 17 | → | 15 |
敗戦 | 5 | → | 12 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 200 | → | 201 |
防御率 | 2.13 | → | 4.40 |
高校から1998年ドラフト1位で西武ライオンズ入団。高校時代は平成の怪物として3年時には春夏甲子園連覇、特に夏はPL学園戦で延長17回250球完投や決勝でのノーヒットノーラン達成と伝説を残している。初年度から先発投手として16勝で最多勝と新人王に輝く。初年度を含めて3年連続最多勝に輝くが、3年目は15勝15敗と成績が落ち込み、2002年は肘を痛め14試合の登板で6勝に終わった。しかし、2003年に復活し翌2004年と2年連続最優秀防御率のタイトルを獲得。その後も活躍し2005年オフにポスティングシステム希望するも球団が拒否。しかし2006年オフにポスティングシステムを利用しレッドソックスが落札、移籍した。移籍初年度から先発投手として活躍し32試合に投げ15勝12敗の成績でチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。2年目の2008年には29試合の登板で18勝3敗の成績を残した。2009年第2回WBCで2大会連続の日本の優勝に貢献、最優秀選手に連続で輝くことになるも、シーズンは右肩の疲労もあり12試合の登板。翌2009年は25試合の登板で9勝するも2010年からは故障離脱が多くなり、2011年には右ひじを手術。2012年に退団し、その後は力を取り戻せず2014年オフにはソフトバンクホークスで国内復帰となった。ソフトバンクでは2年で1試合しか投げられず、中日移籍。そして2019年オフには古巣西武に戻るも2020年1軍登板はなく2021年も西武でシーズンを迎える。
牧田 和久(2018年からサンディエゴパドレス)投手 *落札額50万ドル *NPB現役選手
ライオンズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 58 | → | 27 |
勝利 | 3 | → | 0 |
敗戦 | 3 | → | 1 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 28 | → | 2 |
奪三振 | 35 | → | 37 |
防御率 | 2.30 | → | 5.40 |
社会人から2010年ドラフト2位で西武ライオンズ入団。当初は先発として投げるもチーム事情で途中から抑えとして登板。5勝22セーブで新人王を獲得する。2012年から2015年途中までは先発で登板し、その後は抑え・中継ぎとして活躍。2017年は58試合に登板し3勝28ホールドを記録しオフにポスティングシステムを利用しパドレスに移籍した。移籍初年は中継ぎとして期待されるも防御率が5点台と不振で途中でマイナー降格し、その後もメジャーと行ったり来たりのシーズン。2019年はメジャー出の登板なく、2020年からは楽天にて国内復帰。楽天ではセットアッパーとして2勝2敗2セーブ22ホールドを記録し活躍している。
菊池 雄星(2019年からシアトルマリナーズ) 投手 *MLB現役投手
ライオンズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 23 | → | 32 |
勝利 | 14 | → | 6 |
敗戦 | 4 | → | 11 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 153 | → | 116 |
防御率 | 3.08 | → | 5.46 |
高校から2009年ドラフト1位で西武ライオンズ入団。1年目から期待されるも2010年は左肩痛を発症し1軍登板なし、2年目から先発として期待されるも安定しなかったが7年目の2016年に2桁勝利の12勝を上げると翌年は16勝、防御率1.97で最多勝・最優秀防御率のタイトルを獲得。2018年も14勝4敗の好成績を残しオフにポスティングシステムを利用しマリナーズに移籍した。メジャー初登板は東京ドームで開催されたアスレチックスとの開幕シリーズに先発。この試合でイチローが引退している。32試合に先発するも6勝11敗防御率5.46と成績を残せず、シーズンが60試合に短縮された2020年シーズンも2勝4敗。2021年は今後のメジャーでの生き残りをかけた大事なシーズン。
東北楽天ゴールデンイーグルス
田中 将大(2014年からニューヨークヤンキース)投手 *落札額 2000万ドル *NPB現役投手
イーグルス最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 28 | → | 20 |
勝利 | 24 | → | 13 |
敗戦 | 0 | → | 5 |
セーブ | 1 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 183 | → | 141 |
防御率 | 1.27 | → | 2.77 |
高校から2006年ドラフト1位で楽天入団。初年度から先発として28試合を投げ11勝あげ新人王に2年目は9勝で2桁届かなかったが、3年目から楽天を退団する2013年まで5年連続2桁勝利を記録。2011年に19勝、防御率1.27を記録し最多勝・最優秀防御率・沢村賞を受賞。圧巻は2013年、27試合に先発し24勝、防御率1.27で再度最多勝・最優秀防御率・沢村賞を受賞。チーム初のパリーグ・日本シリーズ制覇の際には抑えとして胴上げ投手となり、最高の結果を残した。ちなみに前年から続く連勝は28まで伸びている。この年のオフにポスティングシステムを利用しヤンキース移籍。移籍初年から先発として20試合に投げ13勝5敗。シーズン終盤に肘の故障が判明したが、手術はせず保存療法を選択し早期復帰している。初年度を含めて2019年まで2桁勝利をあげるもコロナ禍でシーズンが短縮された2020年は10試合の登板で3勝。ヤンキースとの再契約はできず、コロナ禍でMLBの移籍市場がまったく進まない状況から2021年は楽天へ復帰しプレーする。
オリックス・バファローズ(ブルーウェーブ含む)
イチロー(2001年からシアトルマリナーズ) 野手 *落札額1312万5000ドル
| ブルーウェーブ最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 105 | → | 157 |
打率 | .387 | → | .350 |
本塁打 | 12 | → | 8 |
打点 | 73 | → | 69 |
盗塁 | 21 | → | 56 |
高校から1991年ドラフト4位でオリックスに入団。1年目から一軍出場するも成績は奮わず、40試合程度の出場で1軍・2軍を行き来していた。3年目仰木彬監督就任と同時に登録名を「イチロー」とし2番打者として抜擢されると大ブレイク、シーズン最多安打記録210本の偉業を達成し打率.385を記録し打者として史上最年少のシーズンMVPを獲得した。翌年阪神大震災の復興を目指す神戸のシンボル的存在になり、首位打者・打点王・盗塁王・最多安打・最高出塁率を記録する活躍でパリーグ制覇し2年連続シーズンMVPとなった。翌年も3年連続シーズンMVPの活躍で日本シリーズ制覇に貢献。7年連続首位打者を獲得し最高打率.387を記録した2000年オフにポスティングシステムでシアトルマリナーズに移籍。日本人野手として初のメジャーリーガーとなった。しかし、日本人野手の評価は低く落札額は1300万ドル程度で、活躍が疑問視される中迎えた移籍初年度2001年。シーズン最多安打242本を放ち新人王・首位打者だけでなくシーズンMVPを獲得した。2004年にはシーズン最多安打262安打を記録し2度目の首位打者。メジャー初年度から10年連続3割を記録<日本球界から換算すると17年連続>するなどメジャーを代表する安打製造機として大活躍をした。2011年ごろから成績を落とし始め、ヤンキース・マーリンズを経て2018年マリナーズに移籍し2年目の開幕2連戦(日本で開催)で引退した。その他にも、守備でのレーザービームや盗塁の連続成功記録など打撃以外での特徴やWBCでの活躍記録など、野球界の歴史として存在するスタープレイヤー。
千葉ロッテマリーンズ
西岡 剛 (2011年からミネソタツインズ)野手 *落札額532万9000ドル *独立リーグ現役選手
| マリーンズj最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 144 | → | 68 |
打率 | .346 | → | .226 |
本塁打 | 11 | → | 0 |
打点 | 59 | → | 19 |
盗塁 | 22 | → | 2 |
高校から2002年ドラフト1位でロッテに入団。1年目から1軍で出場する。3年目の2005年からレギュラーとして活躍し2003年、2004年と盗塁王を獲得。2010年には首位打者を獲得しこの年のオフにポスティングシステムを利用しミネソタツインズに移籍した。移籍初年度は開幕戦でメジャーデビュー、26歳での出場は日本人野手最年少出場記録であった。しかし怪我もあり68試合の出場に留まり成績も低迷。2年目はわずか3試合の出場で翌年から阪神にて国内復帰となった。阪神初年度は活躍しゴールデングラブ賞を獲得するも、2年目からは怪我もあり低迷。2018年オフに戦力外通告を受けた。トライアウトを受けるもNPB復帰ならず、現在はBCリーグに所属しながらNPB復帰を目指している。
北海道日本ハムファイターズ
ダルビッシュ 有(2012年からテキサスレンジャーズ)投手 *落札額 5170万3411ドル*MLB現役選手
ファイターズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 28 | → | 29 |
勝利 | 18 | → | 16 |
敗戦 | 6 | → | 9 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 276 | → | 221 |
防御率 | 1.44 | → | 3.90 |
高校から2004年ドラフト1位で日本ハム入団。入団1年目こそ高校時代の喫煙騒動や怪我での出遅れもあり14試合の登板で5勝に終わったが2年目からは12勝から18勝を上げ2007年から2011年まで防御率1点台を記録し、2009年・2010年は最優秀防御率に輝く。しかし最多勝のタイトルはとれなかった。2011年、楽天田中将大の19勝に次ぐ18勝と成績を残しオフにポスティングシステムを利用しテキサスレンジャーズ移籍。松坂投手を上回る5170万3411ドル(この後、制度が改正されるので最高金額記録)の落札額であった。移籍初年から16勝を上げる活躍だったが防御率は3.90と大幅に悪化した。2年目・3年目も2桁勝利を記録するが、徐々に成績が悪化していたが、コロナ禍で60試合にシーズンが短縮された2020年復活し8勝で日本人初の最多勝に輝いている。
大谷 翔平 (2018年からロサンゼルスエンジェルス)野手・投手 *MLB現役
ファイターズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 5 | → | 10 |
勝利 | 3 | → | 4 |
敗戦 | 2 | → | 2 |
セーブ | 0 | → | 0 |
ホールド | 0 | → | 0 |
奪三振 | 29 | → | 63 |
防御率 | 3.20 | → | 3.31 |
| ファイターズ最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 65 | → | 114 |
打率 | .332 | → | .285 |
本塁打 | 8 | → | 22 |
打点 | 31 | → | 61 |
盗塁 | 0 | → | 10 |
高校から2012年ドラフト1位で日本ハム入団。ドラフト前にメジャー挑戦を表明していたが、日本ハムが準備した打者・投手二刀流の育成プランなどが功を奏しで入団となる。初年度から二刀流で投げては3勝するも打者としては3本塁打で.238と二刀流に対する批判等も出たが3年目は投手として22試合の先発で15勝、防御率2.24を記録しまずは投手として最多勝・最優秀防御率のタイトルを獲得。翌2016年は投手として10勝、防御率1.86、打者としては打率.322、本塁打22本を記録し本格的な二刀流選手としての結果を残した。2017年は怪我もあり成績を落とすもオフにポスティングシステムを利用しエンゼルスに移籍。MLBのルールでプロ5年目で23歳の状況だと契約金は低額でマイナー契約しかできないとうルールがあり、エンゼルスとはマイナー契約で入団した。エンゼルスでも二刀流で調整し、活躍は疑問視されたが打っては22本塁打、投げては4勝とMLBのファンを驚かせる。しかしシーズン途中に右ひじの故障が見つかりオフに手術。MLB史上初の10登板20本塁打10盗塁を記録しア・リーグ新人王となる。2年目は打者専念しサイクルヒットを達成。3年目は投手としてマウンドに上がるも故障で打者専念に。打者としても成績は奮わなかった。2021年は再度二刀流選手としてシーズンを迎える予定。2020年からMLBでは二刀流選手に対応するルールが新設されている。
有原 航平 (2021年からテキサスレンジャーズ)投手 *MLB現役
ファイターズ最終年 | → | MLB初年 | |
登板数 | 20 | → | ? |
勝利 | 8 | → | ? |
敗戦 | 9 | → | ? |
セーブ | 0 | → | ? |
ホールド | 0 | → | ? |
奪三振 | 106 | → | ? |
防御率 | 3.46 | → | ? |
大学から2014年ドラフト1位で日本ハム入団。初年度から先発として18試合登板し8勝で新人王。2019年に15勝で最多勝のタイトルを獲得し、2020年オフにポスティングシステムを利用しテキサスレンジャーズに移籍となった。
大阪近鉄バファローズ
中村 紀洋(2005年からロサンゼルスドジャース)野手*落札額非公表
| バファローズ最終年 | → | MLB初年 |
出場試合数 | 105 | → | 17 |
打率 | .274 | → | .128 |
本塁打 | 19 | → | 0 |
打点 | 66 | → | 3 |
盗塁 | 0 | → | 0 |
詳細はこちらを参照
消滅球団でポスティングシステムを利用した唯一の選手。実質はポスティングシステム利用前に近鉄球団は消滅し、分配ドラフトでオリックスに振り分けられていた。近鉄と業務提携していたドジャースが落札するも金額は非公表。ドジャースとはマイナー契約になるもシーズン途中でメジャー昇格。しかし、17試合のみでマイナー落ち1年で日本球界に戻った。
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